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和室を子供部屋にするメリットとは?レイアウトやおすすめの家具も紹介

家にあまり使っていない和室が一つあるから、子供部屋に使えたら…と考えているご家庭もありますよね。また、すでに和室を子供部屋にしているけれど、もう少しオシャレにしたいと感じている方もいるかもしれません。

今回は、和室を子供部屋にするときのポイントをご紹介します。メリットやデメリット、レイアウトや家具選びのコツなどをチェックし、理想の子供部屋づくりにチャレンジしてみてくださいね。

和室を子供部屋にするメリット

畳のクッション性能と吸音性が程よい

畳には程よい弾力があり、転んでもケガをしにくいという安心感があります。また、吸音性に優れているため、子どもの元気な声や足音も響きにくく、階下や隣室への音を軽減できます。防音対策を兼ねて和室を子供部屋にするのもおすすめです。

素足と畳の相性がよい

畳は素足との相性が抜群です。足触りの柔らかさや温もりがあり、夏は涼しく冬は暖かいという断熱性も兼ね備えています。また、畳の天然素材であるい草には消臭効果があり、子供部屋を清潔で心地よい空間に保ってくれます。

湿気がたまりにくい

畳はい草の内部にある多くの空気層が湿気を吸収・放出する働きを持ち、部屋全体の湿度を調整してくれます。湿気がこもりにくく、カビやダニの発生を防ぐ効果も期待できます。子どもの衣類やおもちゃなどを安心して保管できる環境づくりにぴったりです。

リビング横なら子供の様子がわかる


リビング横の和室で子どもを見守れる動線

和室がリビングに隣接している場合、子どもの様子を見守りながら家事をすることができます。扉を開けておけば声や動きも届きやすく、目を離さずに安心して過ごせます。小さなお子さんの遊び場としても最適です。

集中力が高まる

和室はシンプルで落ち着いた空間のため、視覚的な刺激が少なく集中しやすい環境といえます。勉強や読書に集中しやすいので、学習スペースとして活用するのもおすすめです。

リラックス効果を促進する

畳の自然な香りと柔らかな質感はリラックス効果をもたらします。心が落ち着く空間で安心感を得られるため、子どもの情緒の安定にもつながります。

家族のコミュニケーションを促進する

和室は布団を敷いて一緒に寝たり、遊んだりと家族で過ごす時間が自然と増える空間です。仕切りの少ないレイアウトが会話を生み、家族のコミュニケーションを深めてくれます。

和室を子供部屋にするデメリット

定期的なメンテナンスが必要

畳や障子、ふすまは経年劣化が起こりやすく、日焼けや汚れ、破損などにより定期的な張り替えやメンテナンスが必要になります。こまめな換気や掃除を意識することで長く美しさを保てます。

家具の跡がついてしまう

畳は柔らかいため、重い家具を置くと跡や凹みがつきやすい素材です。キャスター付きの家具や脚カバー、マットを活用して、跡がつかないように工夫しましょう。

水や汚れに弱い

畳は水や汚れに弱く、こぼした液体を放置するとシミやカビの原因になります。飲み物や絵の具などを使うときは、ビニールマットや撥水シートを敷くのがおすすめです。定期的に風通しをよくして、湿気をためない工夫も大切です。

和室を子供部屋にするときの注意点

押し入れもムダなく使う


押し入れをボックスで仕分けた和室収納

押し入れは上下・奥行きを活かして分類収納するのがコツ。頻繁に使うものは手前、季節ものは奥に。奥行きに合わせた収納ボックスを使うことで、デッドスペースを防ぎ、効率よく使えます。

洋風の家具はナチュラルテイストでそろえる

和室に洋風家具を置く場合は、木目やホワイト系などナチュラルカラーを選ぶと違和感なく馴染みます。木製の学習机や本棚は、和の雰囲気にも調和し、温かみのある子供部屋を演出します。

日常的に使うものは手が届く位置に置く


手の届く高さにランドセルと学用品を配置

ランドセルや教科書、文房具など、毎日使うものはお子さんの手が届く位置に置きましょう。自分で準備・片付けをする習慣が自然と身につきます。押し入れ下段や低めの収納ラックが便利です。

お子さんの成長に合わせてレイアウトを変更する可能性がある

お子さんの成長に伴って、必要な家具やスペースが変化します。小学生のうちは最小限の家具で広く使い、中学生以降にベッドやデスクを追加すると、畳を傷めず効率的にレイアウト変更ができます。

和室をオシャレな子供部屋にするポイント

ふすまをリメイクする

ふすま紙を貼り替えたり、ウォールステッカーを貼るだけでも印象が大きく変わります。子どもと一緒に模様替えを楽しむのもおすすめです。

家具の高さや色、素材をそろえる

家具の高さを抑え、色味や素材をそろえることで統一感が生まれます。低めの家具でそろえると、空間が広く見え、すっきりとした印象になります。

部屋のテーマをあらかじめ決めておく

テーマを決めておくと家具や小物選びで迷いません。ナチュラル・北欧・和モダンなど、雰囲気を決めてからコーディネートを始めましょう。

収納スペースもオシャレにする

収納用品の色やデザインをそろえることで、部屋全体のまとまりが生まれます。見せる収納・隠す収納を上手に使い分けて、清潔感のある空間を保ちましょう。

まとめ

和室の畳はクッション性や吸音性に優れ、落ち着いた雰囲気が魅力です。デメリットを理解してメンテナンスを行えば、長く快適に使えます。家具やレイアウトを工夫し、和の温もりを感じられる理想の子供部屋をつくってみましょう。

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