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ベビーラックとは?赤ちゃんとの暮らしをラクにする使い方・種類・選び方を徹底解説

出産準備のリストで見かける「ベビーラック」。

なんとなく名前は聞いたことがあるけれど、ベビーベッドやバウンサーと何が違うの?と疑問に感じている方も多いはずです。

ベビーラックとは、赤ちゃんを寝かせたり座らせたりできる多機能なアイテムで、育児のあらゆるシーンで役立ちます。

授乳後のお休みタイム、離乳食デビュー、お昼寝、家事中の見守りなど、「赤ちゃんを安全に・近くに・快適に置いておける」のが大きな特徴です。

この記事では、ベビーラックの基本機能・種類・メリット・選び方をはじめ、「実際どんな人に向いているのか」「使うときの注意点」まで詳しく解説します。

初めての育児を迎えるママ・パパ、出産祝いのプレゼントを検討中の方にも役立つ内容ですので参考にしてみてください。

ベビーラックとは?

ベビーラックとは、赤ちゃんを安全に寝かせたり座らせたりできる、リクライニング付きの多機能ベビーチェアのことです。

「ベビー用の簡易ベッド」と「ベビーチェア」の両方の役割を果たすのが特徴で、新生児期から生後1〜2年ほどまで長く使えます。

見た目は一見シンプルな椅子ですが、

・背もたれの角度を調整できるリクライニング機能

・座面の高さを変えられるハイロー機能

・赤ちゃんをあやすスイング機能

など、赤ちゃんの成長や生活シーンに合わせて姿を変える家具とも言えます。

ベビーラックの主な機能

リクライニング機能

ベビーラックの最大の特徴は、背もたれの角度を変えられること。

新生児期はフラットにしてお昼寝スペースとして、首が座ってきたらやや起こして授乳姿勢に、離乳食期はほぼ直立で食事用チェアとして。

1台で複数の用途をカバーできるのが大きな魅力です。

ハイロー調節(高さ調整)機能

床に近いロータイプから、テーブルと同じ高さまで調整できるハイタイプまで対応。

ダイニングでは家族と同じ目線で食事を楽しめ、リビングではソファ横に設置して見守りにも使えます。

スイング機能(手動・電動)

赤ちゃんがぐずったときに軽く揺らしてあげると、ママのお腹の中にいたときのような心地よいリズムで落ち着くことがあります。

特に電動タイプは、一定リズムでスイングするので寝かしつけがスムーズ。

キャスター付きで移動ラクラク

家事中でも、赤ちゃんを常に目の届くところに。

キャスターで部屋を移動できるため、「キッチンで料理中」「リビングで洗濯物を畳む」など、あらゆるシーンで役立ちます。

セーフティベルト付きで安心

万が一の転落を防ぐための安全ベルトが標準装備されています。

3点式または5点式が主流で、赤ちゃんの体にしっかりフィット。寝返りが始まる時期でも安心して使えます。

ベビーラックの種類

手動スイングタイプ

ママ・パパが軽く揺らしてあやすタイプ。

構造がシンプルで軽く、持ち運びしやすいのが特徴です。

価格も1万円台〜と比較的リーズナブルで、初めてのベビーラックにもおすすめです。

電動スイングタイプ

モーター内蔵で自動的に揺れてくれるタイプ。

一定のリズムで赤ちゃんをあやしてくれるので、寝かしつけがグッとラクになります。

音楽機能やタイマー付きなど、育児負担を減らす高機能モデルが多いです。

ハイローラック(ハイ&ローチェア)

座面の高さを調整できるタイプで、リビングでもダイニングでも使える万能モデル。

新生児期はベッドとして、首が座ってからはお食事チェアとして使えます。

「ベビーラック」といえばこのタイプを指すことが多く、人気No.1のカテゴリーです。

ベビーラックと他アイテムとの違い

比較対象特徴違いのポイント
ベビーベッド赤ちゃん専用の寝具寝かせる専用で、移動が難しい
バウンサー体の動きでゆれる椅子軽量でコンパクトだが、使用期間が短い
ベビーラック寝る・座る・食べるを1台で機能が多く長く使えるのが特徴

ベビーラックのメリット

赤ちゃんを目の届く場所に置ける

キャスター付きなら家中を移動でき、料理中や洗濯中も赤ちゃんを見守りながら安心して家事ができます。

衛生的で安全

床に寝かせるよりホコリが舞いにくく、ペットや兄弟がいる家庭でも安全に使えます。

授乳・離乳食にも使える

背もたれの角度を変えることで、授乳後の休憩姿勢や離乳食デビューにも対応。

“寝かせるだけ”で終わらないのがベビーラックの魅力です。

省スペースで収納しやすい

折りたためるモデルも多く、ワンルームやマンションでも邪魔になりません。

使わないときは壁際に立て掛けておけるコンパクトさも人気の理由です。

長期間使えるコスパの良さ

新生児〜2歳頃まで使えるため、コスパが非常に高いアイテムです。

ハイチェアを別で買わずに済む点も経済的。

ベビーラックを選ぶときのポイント

使用期間をチェックする

新生児期から2歳頃まで使えるものが一般的ですが、モデルによっては対象月齢が異なります。

長く使いたいなら「新生児〜48カ月」対応などのタイプを選びましょう。

安全面を確認する

5点式ベルト、転倒防止設計、安定感のある土台など、安全基準を満たしたモデルを選ぶことが重要です。

お手入れのしやすさ

取り外して洗えるシートカバーや、防汚加工素材を選ぶと清潔を保ちやすいです。

重量とサイズ感

キャスター付きは便利ですが、電動タイプは重さ10kgを超えることも。部屋間の移動を考慮して選びましょう。

デザインとカラー

リビングに置くことが多いベビーラックは、インテリアとの調和も大切。

ブラウン・グレー・ベージュなど、ナチュラルカラーが人気です。

ベビーラックの費用目安相場

手動タイプ:10,000〜20,000円前後

電動タイプ:25,000〜50,000円前後(高機能モデルは7万円台も)

ハイローラック:15,000〜40,000円前後

※ブランドや機能で価格差があります。

ベビーベッド(3〜6万円)+チェア(1〜2万円)を別々に買うよりも、ベビーラック1台の方がコスパが良いケースが多いです。

ベビーラックを使うときの注意点

・長時間の連続使用は避け、こまめに体勢を変えてあげる

・スイング機能使用時は必ずベルトを装着

・目を離さず、傾斜角度を赤ちゃんの月齢に合わせる

特に新生児期は、体がまだ柔らかいため、リクライニングをほぼフラットにして使うのが安全です。

ベビーラックがおすすめな人

・家事中も赤ちゃんの様子を見守りたい

・部屋が狭くベビーベッドを置けない

・寝かしつけやあやしが大変で疲れている

・1台で長く使える育児グッズを探している

まとめ

ベビーラックは、赤ちゃんの快適さとママ・パパの育児負担を軽くしてくれる多機能アイテム で、寝かしつけ・お昼寝・授乳後の休憩・離乳食タイムなど、毎日の生活の中でさまざまなシーンをサポートしてくれます。

「ベビーベッドだと大きすぎる」「バウンサーでは短期間しか使えない」と悩む家庭にとって、ちょうど良いサイズ感と使い勝手 を兼ね備えた存在です。

赤ちゃんにとって安心できる居場所、そして家族にとって穏やかな時間を増やしてくれるベビーラック。

これから出産を迎える方や、育児にもっと余裕をもちたい方は、ぜひ一度チェックしてみてください。

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